マッカーサーの大いなる誤算

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1945年8月30日、日米戦争に勝利し、厚木行場に降り立ったマッカーサーは
「日本は二度と世界の表舞台に登場することはない」と言ったという俗説がある。

同年8月15日から1952年4月28日まで日本を統治したGHQは
日本をアジアの一農業国として貶め、重工業は認めず、
二度と欧米を脅かすことのない”完全非武装”の最貧国にすることが当初のプランだった。

国内の農業だけで、日本人8000万人を賄えるはずはない。
が、日本人を大量に殺してしまっては収奪できないから、必要最低限は支援する。
日本を簒奪し統治するには”生かさず殺さず”がいい、と考えた。

戦後日本の学校給食、コッペパンと脱脂粉乳はその象徴です。
脱脂粉乳は、アメリカでは家畜の飼料として使われていたものを援助と称して送られた。

またこれも俗説だが、GHQ占領下で推進されたパン食について
「コメを食えば馬鹿になる」「パンを食えば頭が良くなる」はプロパガンダの可能性が大きい。
言うまでもなくパンの原料は、アメリカ産の小麦だ。

”完全非武装”プランの見直しを迫られたのが朝鮮戦争の勃発である。
戦争の引き金は、1950年6月、北朝鮮の金日成がソ連と中国の同意と支援を得て、南進侵攻を決行したことだ。金日成の目的は朝鮮半島の武力統一だった。

この戦争に韓国が負ければ、米国はせっかく手に入れたアジアから叩き出される危機に陥った。多くの犠牲を払ってやっと手に入れた日本までが赤化する。

今や気がつけば、ユーラシア大陸を覆おうとしているのは、宿敵ソ連とその仲間である赤化中国、そして中ソの子分の北朝鮮であった。

この戦争でもし韓国が負ければ、大陸の東端に打ち込んだ、唯一の楔を失ってしまう!

マッカーサーは焦った!

朝鮮半島と日本が赤化すれば早晩、米国はハワイまで退くしかありません。
これでは何のために多大な犠牲を払い、アジアにおける権益を手に入れたのか分かりません。

約30万人の米兵が総動員され、1950年7月から段階的に朝鮮半島へ出撃した。

日本はGHQ占領下で直接的な軍事参戦はなかったが、国連軍(主に米軍)の後方支援基地として多大な貢献をすることになる。
主な支援内容は港湾・空港の提供、物資調達・輸送、民間船員・工員の動員で、これが「朝鮮特需」として日本経済を大いに復興させた。

事ここに至れば、日本にある程度の軍事力と、ある程度の重工業を認めなければなりません。
こうして、GHQによる日本の”非武装プラン”は、いとも簡単に崩れます。

憲法はすでに発令したあとですから、簡単に改正もままならない。
憲法を容易に変えられない”タガをはめた”ことが今も響いています。

そこで仕方なく作られたのが”警察予備隊”、これは間もなく軍隊相当の”自衛隊”に格上になります。

米国は朝鮮戦争で奮戦するが完全勝利とはならず、半島は南北に分断し今に至っています。

日本はGHQが作った平和憲法により、参戦させられることもなく、朝鮮戦争特需によって経済発展したことは米国から見てなんという皮肉でしょう。

GHQが地団太を踏んだことは容易に想像できます。

しかし日本はしたたかです。米国が押し付けた憲法9条を逆手にとり、国の守りは米国におんぶにだっこ、なんちゃって軍隊の自衛隊でお茶を濁し、その間、経済を多いに発展させた。

そして朝鮮戦争特需によって日本のGDPが世界第2位にのし上がったのは1968年のことです。
さらにベトナム戦争特需(1965~1975年)も高度成長期を後押しした。

米国も心底苦々しく思ったことでしょうが、自分たちが押し付けたその仕組みゆえどうにもなりません。
よって日本は、戦後80年にもわたって繁栄と平和を享受しているのですから世の中とはわからないものです。

人意(アメリカの)にそぐわない素晴らしい結果、こういうのを「惨敗の果実」とでも言うのでしょうか?

だから、あの朝鮮戦争がなかったら…と考えると、まさにソ連とチャイナ、ひいてはマルクスが、日本に繁栄と平和をもたらしたと言えなくもありません。

しかし今後もこのようにうまく立ち回れるだろうか?

いいえ「一人も死なせず果実だけ」の棚ぼたを取り続けるのは困難だと思う。

その理由は、地政学的リスクが高まり、米中対立や台湾有事で日本が巻き込まれる可能性が増しているから。
「惨敗の果実」は歴史的偶然として得たものだが、継続するには現実的な防衛力強化と多角外交が不可欠となる。

日本はこれから、現実的な防衛力強化と経済安全保障の両輪で、自立した国家運営を目指すべきだ。

それにはまず戦後80年で変わり呆けた”平和ボケ”からの脱却が急務だ。
果実だけを得る時代は終わり、主体的な防衛国家への転換を図るのが急務だろう。

 

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