3年前にやってきた研修生たちが、任期が終わり来週の月曜日に帰国するというので呼び出しがきた。
久しぶりに寮で会ったら、みんなダイエットを敢行したと見えてスマートになっていて驚いた。
もう何期もインドネシアから研修生を受け入れているが、
彼女らは例外なく日本にいる間にブクブク太る。
日本の米は「とても美味いから」だという。
インドネシア通の日本人に聞いたら、なんでもインドネシアの米は臭いらしい。
だぶん、水が悪いのだとも云っていた。
「インドネシアには来ませんか?」というから
「米がなぁ、水がなぁ、食い物がなぁ、」と言うと
口をとがらせて「みんな美味しいよ!」と口々に大騒ぎになる。
3年という月日は長いようで、過ぎ去ればあっという間である。
なごり惜しいが「そろそろ帰える」というと、スーパーのにぎり寿司を食えと言う。
「さっき朝飯を食ったばかりだ」と断っても食えと言う。
ワタシがインドネシア料理を全く口にしないのを知っているから
私が呼ばれるときには何時も握り寿司が出てくる。
人種が違っても心根は誠に細やかで、日本人よりももしかしたら実の娘よりもしかしら可愛い。
娘のような責任がないからねえ。
「帰ったら何をする?」と聞いたら、即座に「結婚する」というのが二人いて
後二人はその内結婚すると言う。
後の一人は「ワタシアイテガイナイ」と笑うが、22才と一番若いのできっと余裕があるのであろう。
他は24才から26才で昔で云えば適齢期だ。
せっかく技術を覚えたのだから「カーテン屋をやる人はいないの?」と云うと皆沈黙。
一人が「家が仕立屋をやっているのでそれを手伝う」と云う。
どうやらジョグジャでは、まだカーテン屋は認知されていないようである。
「早く誰かカーテン屋をやる者が出ないかなぁ」なんて寂しく想う。