昔は健康だった。
55歳までは病院に行ったこともほとんど無かったし、
入院なんて遠い世界の事だった。
それが…
55歳の時、糖尿病を発症してから月一の病院通いが始まった。
それは検査の為だった。
糖尿は食事療法でなんとか行けたので血液と尿の検査だ。
60歳まではそれで過ごしてた。
で、仕事をリタイヤしてから病院が遠くなったこともあり
「まぁ今までコントール出来てたから、病院に行かなくてもいいやね…」
と、変な自信があって行かなくなった。
で、5年後、腹から背中じゅうが辛抱堪らんくらい痛うなって、
冷や汗をかきながら歯を食いしばって、2日間我慢してたが
堪りかねて総合病院へ駆け込んだ。
で、即入院よ。胆のう炎だった。その手術前の検査で
「大分血糖値が高いねえ。糖尿だな…」と薬を処方された。
それから二か月に一遍の病院通いがずっと続いている。
年齢を経るにしたがって、薬の量が増えて、今じゃ3種類もの錠剤を飲んどるんよ。
で、このごろ、わたしの周りに痴呆が蔓延りだした。
ホント多いんよ。もう3人目だよ。
最初のAさんは、今ではわたしを見ても全然思い出せない。
次に発症したTさんは、この頃行き会わなくなったので聞いたら痴呆だと。
その次のFさんは、ご自分のアパートへ帰れなくなって大騒ぎになった。
その時はお仲間の携帯に連絡がついて、なんとか事なきを得た。
で、自分のことだよ。
昔はボケたらもう、煩わしいことは全部忘れて極楽じゃね?
なんて冗談を告いていたが、もうそんな冗談は言ってられないよね。
だって薬を飲むのを忘れたら大変なんだよ。一気に糖尿が悪化して
病院に行くのも忘れて、そのうち目が見えなくなり手足が腐る。
もしかしたら、錠剤のアルミ箔を剥がさずに飲んで、喉から大出血とか!?
やだな、そんなの。
ん?もしかしたら、ご飯食べるのを忘れて、血糖値が下がるかもね♪
いやいや、食べたのを忘れちゃって何度も食うから
そいでもって薬を飲み忘れたら、ヤッパシ手足が腐る。
バカヤロ!誰か止めてくれい~~!
暇爺のわたしの妄想は、春の風のように止まるを知らない。
今日の一句

阿呆らしや杞憂尽きずに山笑ふ