2024年7月24日〜2024年8月12日に開催されたパリ五輪が無事閉幕した。
オリンピックは参加することに意義がある、とは昔から言われてきたことだが、今ではそんなことを言うものはいない。
やはり勝負事は勝たねば意味がない。勝つために皆努力を重ねているのである。
選手にとってその後ろに国家がいることは、普段は意識していないと思うが、国際大会になると、それもオリンピックになると一変する。
選手たちはそれぞれの国を代表し、それぞれの国や企業が総力を挙げてバックアップしている。
そして勝てば国旗が上がり国歌が吹奏され大いに国威発揚となる。オリンピックは「平和の祭典」とはいいながら国威発揚の場でもある。
メダル獲得数はおよそ国力に比例してる。
ちなみにメダル獲得数は、米国が一位で二位がチャイナ、そして三番目に日本が来た。
日本経済を抜いたと言われるドイツが10番目に沈んでいるのは、ドイツの国力も大したことがない証左でもある。
また経済発展著しいインドは銀メダル1個、銅メダル5個の6個しかとれていない。まだまだスポーツにまで経済力をつぎ込む余裕がないようだ。
今回のパリオリンピックでは、ウクライナへの軍事侵攻を理由にロシア・ベラルーシが“国として”の参加は禁止された。
「平和な社会の推進」という理念に反する国は参加できないのが原則だからだ。
いかし『オリンピック憲章』には「すべての個人はスポーツをすることへのアクセスが保証されなければならない」という理念がある。
だから“中立”の立場を表明した人のみ、“個人資格”での参加が認められている、
その結果ロシア15人・ベラルーシ17人が参加となった。
ただし、開会式の入場行進は認められず、メダル授与式で自国の国歌・国旗は使用されない。
一方、パレスチナと対立するイスラエルは、通常どおり参加している。
なぜロシアがダメで、イスラエルはOKなのか?
そこにはやや苦しい言い分がある「両国のオリンピック委員会は平和的に共存している」というのだ。
ではロシアベラルーシの委員会は平和的ではないのだろうか?
オリンピック参加には、オリンピックの理念や国際情勢など、様々な要因が絡み合っている。
何彼に付け西側と対立するロシアは、今後独自の五輪を画策していると言う。
もしそうなれば、60ケ国程度は参加するとみられ、世界の分断がますます強まる。
平和な祭典が、国家分断への狼煙となる恐れがある。世界が一段ときな臭くなる。