昨日の日本女子オープンゴルフ最終日は原、菊池両エリカ嬢のマッチプレーの様相を呈したが、原英莉花選手が圧巻の15アンダーで優勝。日本女子オープン2勝目を手に入れた。
惜しくも2位に終わった菊池絵理香選手だったが、最終日ノーボギー、12アンダーだったことを思えば、勝たしてあげたかった方も多かろうと推察します。
3位のスコアが8アンダーだったことを考えれば、原選手がいなければ堂々の優勝スコアと言っていい。
しかしツーサムで、原選手と菊池選手が競り合ったからこその両選手のスコアと考えられなくもない。
たまたま勝利の女神が、原選手に微笑んだというべきか。
とにもかくにも、勝利した原選手には祝辞を述べたい。
原選手はここ数年不調だったが、彼氏ができたとも聞いたから、さもアランと思っていたが、実は故障していて、5月にはヘルニアの手術で本格的な打ち込みは7月に入ってからだったという。
それが9月の最後にビッグタイトルを手にしたのだから喜びもひとしおであろう。
原選手は今年、米国のツアー予選会に挑戦するそうな。
彼女は体格的にも恵まれ、飛距離があり、球がさほど曲がらない。
これで米国の風土やコースに慣れたら相当活躍できるだろう。大いに楽しみにしている。
さて原選手のジュニア時代のことだ。
原選手はジュニア時代はさほど活躍しなかったが、彼女のスウィングをみて、驚愕したのがジャンボ(尾崎将司氏)だったという。
息子の智春氏が見初めて、ジャンボ邸に連れてきてジャンボに見せた。
それまでジャンボは女子には見向きもしなかった。
それが、原選手が打った球筋を、後ろから見ていたジャンボの表情が変わったという。
これは「磨けば光る!」と直感したのだとか。
原選手を指導してみて、女子もすごくなった、と実感したジャンボは、その後女子も指導するようになったという。
その女子選手が育ってきて、いまでは、原英莉花、西郷真央、佐久間朱莉、あっ、そうそう、今米国で活躍している笹生優花選手もいる。
そういえば、トミー(中島常幸氏)が指導する山下美夢有選手も大活躍している。
かつてグリーンを席巻したライバル同士だった、ジャンボやトミーが一線を退いて、若い選手を育てる。
結果、強い選手が出てくれば、ツアーが盛り上がる。
まして世界で活躍してくれる選手が多くなれば、ゴルフの一ファンとして望外の喜びである。
それにしても男子ツァーは、スター不在故か、なぜか盛り上がらず寂しい…
期待の石川遼選手は肉体改造とスィング改悪をして壊れた。
石川選手はアメリカでプレイして、あちらの選手の飛距離にビビって、肉体改造しスイングもいじって失敗した。
そもそも外国人プレーヤーとの体力の差は何を持ってしても解決しない。
体力で劣り飛距離が出ないならショットの精度で勝負するしかない。
かつてドンと呼ばれた杉原輝夫氏は、小柄ゆえ飛ばなかったが、ショットの正確さとパッティングで勝負した。
ドライバーショットをピッチングウエッジの精度で打ったと言う。
それでツアー28勝、獲得賞金6億3千万円だ。この賞金額は今よりずっと安い頃の話だ。今の水準に換算すれば多分15億円にもなろう!
女子にもスイング改悪で苦しんでいる選手がいる。全英オープン優勝の渋谷日向子選手だ。
本人は改造などと言っているが、あれは改悪だ。
それにしても、全英を勝ったスィングをなぜ改造する必要があったのか?
まったく理解できない。これはあのレジェンド岡本綾子氏も言っている。
それもスイング改悪で低迷している石川遼選手にアドバイスを受けたと聞けば、まさに正気の沙汰ではない。狂気だ!
いちど壊れたスイングを、元に戻すことはほぼ不可能。たまに良い日があっても翌日はわからない日替わりスイングになる。
素人見でも、トップの低いあのへんてこなスイングで勝てるわけがない。
勝てるどころか予選通過だって厳しい。
わたしは、アメリカでプレイしている笹生優花選手に期待している。
日本人の父とフィリピン人の母の間に生まれたハーフだが、女子離れした飛距離はアメリカ人に劣らない。
だから飛距離を求める必要がない。ショットの精度とパッティング技術を磨けば、やがてメジャーに勝てる。