アベノミクスの打ち上げ花火が幸を奏し
株価は13,000円台を回復、円安も1ドル当たり98.8円と進んでいる。
しかし、このアベノミクスとやら、諸手を上げて歓迎!と云うことでもないらしい。
国際経済のマクロ分析では定評がある浜矩子氏は「アホのミクス」と酷評し
「グローバル市場の到来以前に逆行している浦島太郎的経済学で、時代錯誤の政策である」と言い切る。
つまり、未来の経済は過去の例をなぞっても成功しないと云うのだ。
ところが、今のところ、このアベノミクスによって株価は上昇し、円安は進んでいる。
これをみて、アベノミクス支持派はこぞって絶賛するのである。
経済音痴のワタシでも「日本経済はいずれ立ち直る…」ような錯覚を覚える。
が、しかし
この円安はしばらくはすすみ、1ドル120円ぐらいは実現できそうであるが。
今後ずっと維持できるか!?と言われれば確実に?ハテナなのである。
かつて120円時代、シャープは国内にパネル工場を稼働させ意気揚々としていた。
薄型テレビ「アクオス」の「亀山モデル」が一世を風靡したこともあった。
ところがこれがまったくの幻想であったことは今や誰もが知っている。
120円が維持できなかったからである。
つまり、円が対ドルに終始左右されていることは紛れも無い事実であり、この図式は一向に変わらない。
となれば、ドルのしっぺ返しが確実に起こる。
どんなことをしてもドルの呪縛から逃れられないのが円の宿命だ。
それが嫌なら、かつてのマルクのようにユーロ圏のような一大円通貨圏を東アジアに構築することである。
しかしそんなことは、現時点では到底不可能とおもわれる。
だから今の円安がすすみ、ずっと維持できるかは誰も保証できない。
只今絶好調に見える「アベノミクスト」とやらも、ひとしきりの閃光、
たちまちしぼんで、哀れにもボトリと落下してしまう線香花火であれば
今の株価高騰も、円安傾向も一瞬の夢…これもまた線香花火。
先の「アホのミクス」があながち戯言とは言えないのである。