昨日は二か月に一遍の糖尿の診察の日だった。
検査は先週に済ましたので
その検査結果を見ながら医師が言う。
「大腸も腎臓も異常なし。90歳までは大丈夫だ~ね」
「えっ!?こ、困りますよ、そ、そんなにもっちゃ!」
わたしは田舎の今年96歳になる母を思い出してそう云った。
そうなんです。90歳まで生きでも、
車いすなしじゃどこにも行けないなんて我慢できません。
まして毎夜寝るときに、おもらし用のおむつを息子に当ててもらうなんてまっぴらです。
わたしの死生観は、死ぬ時まで五体満足でピンコロが理想です。
そのため、佐久に帰った時には必ず、ピンコロ地蔵に参っているのですから。
今日は珍しく大丈夫か経営?って思うくらい
患者さんが少なく、
何時もだったら決してやらない”よもやま話”に花が咲いた。
医師が言う
「ボク、今年で70歳なんですよ」
「えっ、そ、そうなんですか?そうは見えませんねえ。
センセ、ずっとお若く見えますよう」
と世辞を言うと
「若く見えるけど70歳なんですよ」と引退をほのめかす。
「ゴルフでもやるんですか?」
と月並みなことを言うと
「ゴルフは遣りません。ボクはインドア派なんです。
パソコンいじってる方が好き」ですと。
続けて
「でもねボク、健康診断なんか受けないつもりなんだよ」
と、病院に聞こえたらちとまずいことを平気で云う。
「人生80歳そこそこでしょ。
70過ぎて病気が見つかってもそう大した違いじゃないよ」
「そ、そういえば、わたしの田舎のある自治体では
大分前に、集団健康診断と言うのをやめたそうです。
止めても、死亡率は変わらなかったそうです。
歳取ってから病気が見つかっても、長生きできるわけではないのですねえ」
「そうそう」
医師はそういうと
「次回は9月19日に入れますけどいいですか?」
「ハイお願いします」で、お開きになった。
何時もなら1時間近く待つ会計も数分で終了。
(大丈夫かこの病院。9月19日まであるかしら?)
ところで
日本の病院は、7割程度が赤字なそうな。
その主な原因は、診療報酬の低さと物価・人件費の上昇
病床稼働率の低下、補助金の縮小などと云う。
人口減少もあって、このままだと間違いなく10年後には病院の数は大幅に減る。
病床数、病院数ともに、15~20%程度減少するらしい。
今日の一句

哀れやな轢死伸し烏賊アブラゼミ