久方ぶりに海に向かって歩いたら、途中の薄汚れた水路で、
怪しげな木屑のような、板切れのような物体が流れてきたのに遭遇した。
流れはそんなに速くはないのに、動きがやや不規則でなんだか怪しい。
この頃は視力著しく低下し、そのモノの正体の判別ができぬ。
出来ぬからデジカメをズームして除き込んだら
なんだかそ奴の端っこがやや盛り上がって、目らしきものが…
ん?なんだこれ?生き物か?
なんか、しっぽらしきものもあるみたい。
すわっ!するってえと、こいつはビーバーか?
が、ビーバーなんてこの辺じゃ聞いたことないがね。
スマホで確認したら、こいつは「ヌートリア」だと分かった。
ヌートリアはもともと南アメリカ原産の大型げっ歯類で、外来種なそうな。
1930〜40年代ごろ、毛皮(防寒具や軍需品)用として輸入した時が始まりとか。
そいつらが野生化して繁殖してるんだろな。
現在、特に、西日本で定着している、とある。
人間に害はないが、イネや野菜を食べたり土手に穴をあけて困るらしい。
そこでふと考えた。こいつ食えるんか?
食えるんなら食っちゃえば?獣害が防げてよろし。
調べてみると、ヌートリアは食べられるらしい。
味は 鶏肉+ウサギ肉の中間くらいだとか。結構いけるようですねえ。
脂が少なくてあっさり味で、臭みは少ないらしい。
フランスや南米では、昔から食用として普通に食べられてきたと言う。
現在は日本でも、ジビエ(野生肉)として一部で活用されているとか。
ただし注意点は衛生面だよね。
まず、野生個体なので寄生虫や細菌のリスクがある。
こんな汚い水路で暮らしてるんじゃ病原菌塗れだろな。
だから食べる時は必ず適切な処理(解体・加熱)が必要となる。
また、勝手に捕獲するのはNGで、狩猟免許などが必要な場合もあるらしい。
まあわたしは信州人だから、イナゴや蜂の子など大概のゲテモノは平気だが
あえて、ドブ川暮らしのヌートリアは食おうとは思わないけどね。
それにしてもこの辺は長閑だねえ。
岸辺の藪では鴬が泣いている。
周りは田圃とキャベツ畑が広がっている。
目的の海岸まで、あと1キロほどだろうか?
今日の一句

ヌートリア泳ぎ来るやホーホケキョ