昔『死んで私が体験したこと(ベティー・イーディー著)』という本を読んだことがある。
たしか臨死体験を綴ったノンフィクションだったと思うが、作者が手術中に心停止し、死の淵から神の光に包まれた4時間の体験を詳細に語っている。
物語の概要は、彼女が、深刻な病気の治療のための手術中に心臓が止まり、臨死状態に陥るところから始まる。
そこで魂が肉体を離れ、天国のような美しい世界を旅し、神や天使、故人たちと出会う。
神から人生の目的や愛の意味を学び、地球に戻るよう命じられるまで、至福の時間を過ごします。
そこは光明に満たされた世界で無条件の愛に包まれている。
美しい庭園や庭、知識の図書館を訪れ、宇宙の真理を瞬時に悟るそうな。
神は全てを知り、全てを愛する存在として現れます。
が彼女は、それを神とは言いません。ただ「存在」として受け止めます。
彼女にはすでに8人の子がいました。
しかし9番目の子ができ、その子が夫の靴の上に片足を載せ、
もう一方の足を後ろに振り上げたポーズで、夫の頬にキスをするシーンを見ます。
やがて肉体に戻るか選ぶ場面で、家族への愛から生還を決めます。
そして現世に戻って、この時の体験が彼女の人生観を一変させます。
すこし時がたち、虐待に会っていた女の子を育てることになった時、
その子が何と、かつて見たポーズで、夫の靴の上に肩足を載せて夫の頬にキスをします。
彼女にとって9番目の子を授かった瞬間でした。
本書は、死後の世界の希望的な描写で世界的にベストセラーとなり、数百万人が読んだと伝えられています。
この本には普遍的な愛と人生の教訓を強調し、死生観を変える力があります。
わたしはクリスチャンではありませんが確かに魂が震えた。
本の内容が真実かどうかは証明できませんが、多くの人に感動と共感を覚えさせたことは事実です。
人は魂存在であり、この世とあの世を行き来している永遠の旅人である。
そんな風に考えた方が、世界感が広がって素晴らしいではありませんか。
今日の二句

湖や厳かにして神渡る
飛行雲裾を広げて冬の空