核保有論か全領域統合抑止論か、日本の明日はどっちだ!?

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日本はどのようにして核抑止をするか?

チャンネル桜の「大晦日SP・徹底予測!10年後の日本 Part2」で、原口一博議員の「全領域統合抑止」と水島氏の「核保有論」がぶつかって、結果を見れば、やや原口理論に分があるように見えた。

水島氏はかなり執拗に自身の核保有論を展開し食い下がったが、原口氏の「アメリカは絶対に日本の核保有なんて認めませんよ。ましてスパイだらけの日本で、秘密裏に核開発なんか絶対に不可能!」に屈したような形になった。

まあ昨今、今までは口にすることさえタブーだった核保有論が展開されたことは良いことのように思う。

核保有論については、わたしだって、自前で開発が出来るならやればいいと思っている。が、原口議員が言う「アメリカは絶対に許さない」は真実であろう。

だってアメリカから見れば、かつて広島、長崎を実験台にした負い目がある。もし日本が核保有すれば、報復されるかもしれない…?の恐怖が…

最近ミアシャイマー教授が日本の核保有について発言しているが、それらを読んでみると、日本の核保有は技術的には可能だが政治的には限りなくゼロに近い。

もし核保有を強行するなら、経済封鎖等で日本は間違いなく沈没する。

経済封鎖されれば何もかもが輸入に頼っている日本は半年もすれば干上がる。

現在の北朝鮮を思い浮かべたらいい。彼らはマイナス30℃にもなる極寒の冬を腹を減らして震えて暮らしている。

では日本の安全保障はどのように確立したらよいのか?通常兵器だけの軍備では最後には核の恫喝には耐えられないことは明白である。

言うまでもないことであるが、安全保障の第一は外交で政治的安定を確保することである。

ところが日本が幾ら平和的であっても、日本を脅かしたい国があることは事実である。

ロシアは北海道の留萌、釧路を結んだ線の北方はロシア領だと言って憚らないし、中国は沖縄は中国領だと言って憚らない。

彼らの領土的野心は束の間の戯れなどでは決してない。彼らは10年、30年、50年、100年を見据えて着々と準備を進めている。

だから、核抑止に核保有より優れているなら、原口議員の「全領域統合抑止」が100%本当に実現できるならその方がはるかに良いに決まっている。

以下に水島氏の「核抑止論」と原口一博議員の「全領域統合抑止」について簡単に紹介する。

水島氏の核抑止論

水島総氏(チャンネル桜代表)は、日本独自の核武装を核抑止の核心と主張している。

非核三原則の見直しを求め、日本が核保有国となるか、核攻撃脅威に対し「日本も核準備あり」と明確意思表示すべきという。

中国・北朝鮮の脅威下で、米核依存だけでは不十分と強調。

彼の書籍『核武装が日本を救う』(2011年)で、国防論客らと核武装の必要性を論じ、ミサイル潜水艦配備をベスト選択と位置づけている。

核保有で日本国家の影響力増大を狙う。

全領域統合抑止論

原口一博議員は、核抑止を20世紀の古い考え方とし、核廃絶を主張している。

彼は核に代わる「全領域統合抑止」を提唱し、これが核より強力な安全保障手段だと述べている。

全領域統合抑止とは、物理空間、サイバー空間、宇宙空間を統合した多層的な抑止力だ。

AIによる高速意思決定、無人ドローンによる飽和攻撃、量子技術や電磁波で敵の防衛網を無力化する。

核より「すごい」理由

核は人類滅亡リスクが高く、日本のような狭小国には非現実的だが、全領域統合抑止は社会インフラ(金融・電力・通信)を非破壊的にオフライン化し、敵の司令塔を麻痺させる。

日本が得意とするサイバー・量子分野で実現可能で、核以上の効果を発揮すると原口氏は強調する。

2025年12月のライブ配信で、原口氏は、10〜20年後の安全保障展望としてこれを語り、核保有国を「悪魔の国」と批判。

経済安全保障の武器化(デリスキング、技術囲い込み)も組み合わせている。

敵対核の完全無力化は現在の技術では不可能だが、非核技術による部分的な抑止強化や無力化の可能性が議論されている。

全領域統合抑止は核発射の指揮統制(NC3)をサイバー攻撃や宇宙・電磁波で妨害し、発射前・発射後の対応を狙う。

実現可能性の根拠

米国の統合抑止(Integrated Deterrence)では、AI、JADC2システム、サイバー・極超音速兵器で核力を補完し、敵核を無力化するアプローチが進んでいる。

日本でも防衛省が領域横断的抑止を検討中ですが、核弾頭の完全破壊はミサイル防衛の限界から困難である。

課題と限界

核搭載潜水艦などの第二撃能力はサイバー脆弱性があるが、完全無力化はリスクが高く、核拡散やエスカレーションを招く恐れがある。

原口氏の主張は10-20年後の技術進化(量子・ドローン飽和攻撃)を前提とし、現実は核抑止の補完策止まりとなっている。

これを見ると原口議員の全領域統合抑止はまだ夢の中にあるように思う。

もし米国がドイツのよう、核シェアリングしてくれるなら、その方が実現性が高いような気がする。

どちらにせよ、日本が領土的野心満々の核保有国に囲まれている以上、核抑止政策に待ったは効かない。

だから、現実にどう立ち向かうかは、子や孫の時代に日本が生存できるかどうかの重大な問題をはらんでいる。

核廃絶を鬼の首を取ったように言う方も少なかずおられるが、それを言うなら、ぜひ習近平、プーチン、金正恩に直談判していただきたい。

核を保有してない日本人に何万回言っても何の効果も生まれない。

けど、私の想像だが、もし彼らの耳元で大声で言っても、きっと失笑して怪訝そうな顔をするに違いない。

「こいつ何言ってんだ?…核抑止は核でしかできないでよ」ってな。

 

今日の一句

耳遠く目も朧げに母炬燵

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