社民・福島氏「高市内閣は退陣を」核保有巡るオフレコ発言で「国民は働いて×5、貧乏」
産経新聞
社民党の福島瑞穂党首は24日の記者会見で、安全保障政策を担当する首相官邸筋によるオフレコでの核兵器保有発言を受け、高市早苗内閣について「退陣を強く要求する」と述べた。核保有に関する議論も「冗談ではない」と否定した。
福島氏は発言について「強く抗議する」と改めて述べた。政府の対応については「高市首相は調査し、この人間を更迭すべきだ。更迭しないのであれば、これは内閣の見解なのか。非核三原則を堅持すると首相が言わないから、そういうことが起きる。日本の政府として本当にふさわしくない」と持論を展開し、「退陣」を強く要求した。
核保有に関する議論の是非について、「表現の自由があるから議論すべきだということはあるかもしれないが、冗談ではない」と否定した。昨年ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)が抗議していることなどを踏まえ、「被爆者への冒涜だ」と批判。さらに、「核抑止論は虚構だ。核兵器を持っているイスラエルは(イスラム原理主義組織)ハマスに攻撃されたではないか」と述べた。以下略
まあ、社民党なんてもう存在意義さえない政党が何を言うか!との感じだが、それにしても核保有国にずらりと囲まれた日本の現状に何も感じないというのが恐ろしい。
また核には核でしか抑止が働かないことは、ロシアによるウクライナ侵攻が証明している。
しかし核保有と一口に言っても様々な障壁があり、それを鑑みると実現はほぼ不可能とさえいえる。そこで今日は日本の核保有について、ジョン・ミアシャイマー教授×三橋貴明氏の対談がユーチューブで展開されているので以下に添付して読者の方々にお伝えしたい。
ジョン・ミアシャイマー教授について
ジョン・ミアシャイマー教授は、国際政治学の分野で攻撃的リアリズム(offensive realism)の第一人者として世界的に高い評価を受けている。
伊藤貫氏が「米国で最も信頼できる政治学者」と称賛するように、数々の地政学予測を的中させたことで知られ、賛否両論を呼ぶ論客だ。
経歴概要
1947年ニューヨーク生まれ。米空軍士官学校卒業後、空軍将校として5年勤務。
コーネル大学でPhD取得後、シカゴ大学政治学部教授(現在名誉教授)に就任。
主著『大国政治の悲劇』(2001年)で、無政府状態の国際システム下で大国が覇権を追求する必然性を論じ、米中衝突を予言。
評判と影響力
的中予測
1993年にウクライナ核放棄反対を主張(後のロシア侵攻予見)、2003年イラク戦争失敗、2008年ガザ問題を的中。
「世界で最も嫌われる学者」とも呼ばれるが、YouTube講演は数千万回再生。
論争性
リベラル派から「プーチン擁護」と批判される一方、現実主義者から「米外交の盲点を鋭く突く」と支持。2025年現在、日本でも伊藤貫氏ら保守層で人気急上昇。
彼の理論は日本核武装論の文脈で特に注目され、中国脅威下の生存戦略を考える上で欠かせない視点を提供している。
日本は核を持つべき?台湾有事をミアシャイマーはどう見るか(ジョン・ミアシャイマー×三橋貴明)
以下はこの番組の書き起こしである。
(三橋)
皆さんこんにちは。三橋孝明です。
本日はシカゴ大学のジョンサイマー教授を招き出しましてお話を伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。
まず ロシアウクライナ戦争についてお聞きしたいんですけれども、ロシアのプーチン大統領がウクライナを侵略したのは、地域派遣を目指したものなのか、それとも国家の究極の目的である生存が理由だったのか、どちらとお考えでしょうか?
(ミアシャイマー)
そうですね、西側というのは日本も含みますけれども常識としてはプーチンは帝国主義者だと。
で、彼はウクライナに侵略をしたのだ。 それは制服をしたかったからだ。そして大ロシアに吸収しようとしたからだと思われ ています。
常識としてはプーチンは帝国 主義者だと。で、ウクライナを制服すれば 他の東ロッパの国々も制服しようとするだろう。
そしてソ連邦帝国をもう1度 作ろうとするだろうと。ただ私の主張はそんな証拠はない。そんな証拠はゼロだということです。
で、事実これは防ぐことができたはずの戦争であります。やはりNatoが拡大をしたということが根本原因であります。
2008年アメリカとヨーロッパの 同盟国たちはNatoをウクライナまで拡大をすると、そしてウクライナをNatoの一部にすると言ったわけです。
え、そして実際 ウクライナは西側の主要な財産になる。 いわば西側にとっての砦出になるとロシア との国境沿においてといったわけです。
で 、ロシアは当時これは絶対に受け入れられないと主張したわけです。というのも ロシアにとって生存の危機を意味する。
だからあらゆることをやって起こらないようにするということで、まず大きな危機が2014年の2月に起こりました。
もう 覚えてらっしゃるかと思いますがクリミアを併合したわけです。
そして第2に8年経って2022年の2月にまた大きな戦争が起こったわけです。
今でも続いておりますが、ですから繰り返しになりますけれども、この戦争は帝国主義的な制服ではなく防がれたはずの戦争であります。
(三橋)
アメリカの話を聞きたいんですけれども、アメリカが主導したあのNatoの東方拡大というのは、ロシアの地域派遣を防ぐというような戦略的な話だったのか、それとも単なるリベラリズムなのか、どちらなんでしょうか?
(ミアシャイマー)
もう疑いもなくこれはリベラルヘゲモニーの例だったと思ってます。
やはり大事な点はNatoの拡大が始まったのは1990年代でした。クリントン政権が決断をしたわけです。
1994年にNatoの東方拡大を決めたわけです。 ロシアは94年当時はどの領土をも制服するような脅威ではなかった。
ロシアは 政治的にも経済的にも散々たる有様でありました。衛戦に負けたばかり、経済も 苦しんでいた。
軍も大変な惨目な状況にあったわけです。で、Natoの拡大が始まった時にはロシアを封じ込めるという理由を持ってそれを始めようとしたわけです。
我々は一連の様々な制度、例えばNatoとか 欧州連合のようなものを持って 冷戦中に西ヨーロッパがどんどん東方に進んでいったわけです。
東の国々をこういう制度の中に含めていったわけです。民主化をしようとしたわけです。いわゆる革命が次々に起こったわけです。
そして資本主義が東ヨーロッパでもどんどん反映していきました。いわゆるヨーロッパで東から西までリベラルな地域を作ろうとした。
そしてリベラルな 秩序の方に巻き込んでいこうとしたわけ です。イエルチンの元でのロシアは脅威ではありませんでした。
これ封じ込めということではありません。 25年の視点から見るならば、今ウクライナの戦争も続いておりますし、 人々は Natoの拡大はそもそもロシアの封じ込めのためだったんだと言いたがるわけですが、Natoの拡大が始まった頃にはロシアを封じ込める必要もなかったわけです。
ですから私の呼ぶところのリベラルヘゲモニー の追求によって起こった戦争だと、リベラルヘモニーですね。
(三橋)
ロシアの進行をストップして、それで欧州でバランスオブパワーを復活させるには、例えばドイツの核武装あるいは軍事大国化というのをそのオフショア バランサーとしてのアメリカが認める必要があるんではないかと考えるんですがいかがでしょうか?
(ミアシャイマー)
ここでの大きな問題は、そして今のご質問に お答えするとするならば、アメリカはヨーロッパで何をするのかと非常にパワフルな主張をすることができると思います。
アメリカが関心を持っているのは軍事的なプレゼンスをヨーロッパで大いに縮小したい。そして東アジアの方に軸足を移したいと、それは、中国の脅威が今アメリカにとって最も大きな脅威だからです。
もしアメリカが大幅に軍事的なヨーロッパ におけるフッドプリントプレゼンスを縮小 したとするならば、
特にもしアメリカがNatoから脱体したとするならば、ヨーロッパの国々ドイツも含めてやはり自分たちで やっていかなければならないということは、自らの安全保障をロシアに対して維持していかなければならない。
それかやはり、ロシアは今は深刻な脅威と見られているのですから、アメリカがヨーロッパにおける現事プロセンスを少なくすれば、あるいは脱体してしまえばドイツは非常に困るでしょう。
その理由は、ドイツは経験的にロシアを恐れてるからです。
ということは高い確率でドイツも核武装するだろうと思います。もうアメリカの核の傘に頼れなくなるからです。
覚えてらっしゃるかと思いますが、 1949年にNatoが作られたわけですが、西ヨーロッパの国々は1949年から今までアメリカの安全保障の傘のもとにあったわけです。
特にアメリカの核の傘が自分たちの上に掲げられていた。
アメリカが ヨーロッパを離れれば安全保障や核の傘もなくなってしまうわけです。
ですからドイツにとっても核兵器を持とうというインセンティブが強まります。確実にそうするだろうと思います。
(三橋)
ミアシャイマー教授に伺いたいんですけれども、西半球の地域覇権者であるアメリカ合衆国にとって、その他の大陸、例えばユーラシアに別の覇権者が登場するのは許せない、というような観点はあるんでしょうか?
(ミアシャイマー)
全くその通りです。もし 2つの地域覇権ができた場合に、そして1つはもちろんアメリカです。
今までは東アジア地域の覇権者はアメリカですが、同じ東アジアにもう一つの覇権ができ対立すると、これはもちろん中国ということになりますが、 そうなったとするならば、それはアメリカにとって受け入れられないだろうということです。
というのも、中国の覇権国が東アジアにいれば西半球の方にどんどん出てくることもあり得るわけです。
しておかなければならないのは、米軍が世界中に基地を持っているのは、そして色々な国々の政治に世界中で干渉を続けているのは、西半球において脅威がないからです。
アメリカは非常に安全、安心な立場を西半球で誇っておりますので世界中に出ていけるわけです。どの国の政治にも介入できるほどの力があるわけです。
ところが 中国がしっかりと東アジアで足場を築づけばそうすれば、東アジアの勢力均衡ということを考えなければならない。
想像してみてください。中国が東アジアの覇権国である。そしてもし世界中自由に行動することができるようになったとするならば西半球にも出てきますよ。
ところがそれアメリカは絶対受け入れられないという ことです。だからこそアメリカはかなりの 努力を払って中国が東アジアを支配しないようにしているわけです。
実際中国は 、パナマであったり、ベネズエラだったり、干渉しているように見えます。
そういうようなことを西半球でやられるのはアメリカにとっては絶対に許されないっていうことなんですね。
ご承知のようにアメリカはいわゆるモンロードクトリンというのを持ってます。
モンロードクトリンというのは、中国のような国あるいはソ連邦のような国が、過去には、ナチのドイツのように、軍事的な同盟を西半球の国々と結ぶということ。
そのような同盟を西半球で展開するということは絶対にさせないというのがモンロードクトリンであります 。
どのような大国であっても西半球に軍事力は 行使できない。あるいは軍事的な同盟を西半球の国と結んではならないということです。
中国は軍事同盟は結んでませんよね 。ベネズエラともまだですね。軍事力を西半球で行使してはいませんよね。展開もしてもいませんよね。
もしそうすればアメリカは 総力を注いでをそれを直ちに止めるでしょう。
1962年にそうだったように、ソ連がキューバに核ミサイルを置こうとした時と同じです。
今中国はかなり経済的な影響力を西半球でも持っております。 しかながら経済的な影響力は軍事的な影響力とは違います。
これまでのところは中国は何も軍事的にはやっておりません。 もしそんなことをしてしまえばモンロードクトリンを害することになりますので、すぐにアメリカが出てくるはずだからです 。
(三橋)
東アジアにおいて、アメリカが中国の地域派遣国家を許さないといった場合、やはり日本が責任を任されという形で日本も必ず防衛力を強化しないといけないという形になると思うんですけど、アメリカ実際にそのような動きをしてますけれども、その認識で 正しいでしょうか?
(ミアシャイマー)
アメリカは新たな形で中国の封じ込めに対し地域の派遣になるのを妨げようとしていると思います。
最近の国家安全保障戦略を見てみると トランプ大統領が12月4日に公表しましたよね。
それを見ると明らかにアメリカは中国封じ込みにコミットしてるということが 分かります。
じゃあこれがアメリカの日本 との関係にどういう意味を持つのか。 アメリカが日本に責任転をするのか。
すなわち日本にほとんどのバランシングの 活動を対中国でやって欲しいと思ってるのか。いや、そうではないと思います。
アメリカも日本も分かってると思います。 協力をしなければならない。
日米同盟関係を持って中国を封じ込める、それが必要だと分かってるはずです。
なので、アメリカが一方的に日本に責任転をするというのはもう散々たる悲劇となるでしょう。
その理由としては、中国はあまりにも力が強くなっているでさらに時間が経つにつれてもっともっと強くなっていくでしょう。
ですから米日は難しい状況に置かれます。中国はあまりにも力を持っておりますし 、さらに力をつけていくと思うからです。
アメリカも日本もいわゆる責任転下の戦略を追求したとするならばこれは馬鹿げていると思います。
ですからそうはならないと思ってます。アメリカも日本も協力を 続ける。そして対中国に動くと思います 。
しかし世界がアナーキーであるというのは全くその通りで、特にロシアのウクライナ侵略によって証明されたと思うんですけども、日本にとってアメリカが未来永劫同盟でいられるかというのはこれは分からないということです。
(三橋)
やはり日本も核部の議論等を 始めるべきタイミングなんじゃないかなと 考えてるんですが、いかがでしょうか?
(ミアシャイマー)
これは非常に複雑な問題ですよね。 もしこの質問をした場合日本は今核を保有していた方がいいのかどうか いう質問ならばイエスであります。
核兵器というのが究極的な抑止力だからです。 もし日本が核兵器を今持っていたとするならば、フランスやイギリスのようにあるいはアメリカや中国のようにこれは良いことだと思います。
しかし実際は、皆さんよくご承知のよう日本は核兵器を持ってませんから、これから取得していかなければならないわけです。
ということは非常に複雑な、しかも危険なプロセスを踏むということになります。
2つ理由があります。1つはアメリカが反対するからです 。アメリカは日本に核武装して欲しくないと思ってるからです。
さらに中国も日本に核武装をしてほしくないと思ってるからです。日本が核兵器を取得するということは大きな問題になります。
しかしながら良いニュースとしては、アメリカの核の傘は中国の頭の上にかかっているということは事実であり、しかもおそらくは当分はなくならないということです。
ということは、日本は自前の核はないがアメリカの核の傘が頭の上にある、ということになります。
もちろん自前の核兵器を持っていた方がいいとは思うんですけれども、でも今はそうではない。
しかも日本にとって、これから核兵器を取得するのは大変困難な問題になるということならば、核抑止はアメリカの核の傘で持つ方が次善の策として受け入れやすいと思います。
(三橋)
今台湾の問題が非常に日本でクローズアップされてますけれども、教授がおっしゃる水の停止力、ザ・ストップインパワーオウォーターというのは台湾においても有効なんでしょうか?
(ミアシャイマー)
もう疑いもなく中国は、いわゆる上陸用舟艇で台湾海峡を渡って通って上陸しなければならない、ということは。水の停止力というのは中国の能力を大いに削ぐことになると思います。
台湾に進行して制服しようとしても、もし台湾が物理的に中国本土と陸続きならば、台湾海峡によって別れていなかったとするならば、台湾にとってはあるいは台湾の同盟国にとっても自ら守るのはより難しくなる。
しかながら水の停止力があるので ほとんど今の時点においては中国が台湾を制服するのはほとんど無理だと思います。
もしアメリカと日本が、台湾と共に最初から一緒に戦うとするならば、すなわち中国は、台湾を制服するためには台湾軍とアメリカ軍と日本の軍、あるいはオーストラリア軍とも戦わなければならないはめになる、ということならば攻撃は仕掛けてこないでしょう。
というのも ほとんど征服は無理だと理解するからです。
日本とアメリカがもし、台湾を助けなかったとするならば、それならば中国は制服できると思います。
もちろんたやすくはないでしょう。ただそれは可能だと思います。
ですから抑止力という意味では、アメリカと日本が存在して台湾を助けるということがあれば中国は攻撃をしないと思います。
(三橋)
アナーキーが国際システムの基本であるというのはその通りだと思うんですけども、多くの人が例えば国際連合を世界政府のように認識してしまったりとか、あるいはそのアメリカのリベラリズム的な思想に共感してしまうのはそもそも何でなんでしょうか?
(ミアシャイマー)
国際政治についてリベラルな見方をする方が魅力があるんですよね。
ほとんどの人にとっては、いわゆるリアリスト的な現実主義的な見方よりも国際政治についてリアリストは非常に暗い状況を描いてしまうわけです。
で、現実主義者というのはご承知のように 、もう安全保障を巡って未来永劫競争する大国同士はずっと争い続ける。
ところがこの安全保障上の競争が大国の戦争にもなってしまうかもしれないという恐れがあるわけです。
平均的な人から見る ならばそんな世界には住みたくないですよね。それよりももっと平和的な世界に住みたいと願うでしょう。
ですからリベラルな理論、リベラルな国際政治の理論の方がもっと希望が持てる世界を描いてくれるわけです。
楽観的な世界になるわけです。 色々な方法があるよと、大国の関係をより改善できるよと言ってくれる。
そしてより大きな確率で平和が実現 できるよという希望を与えてくれるわけです。
暗い世界ではないとそっちの方が直感的に魅力的ですよね。
リアリストの世界になんか誰も住みたくないと思います。
ただ 私が主張したいのは、アナーキーのシステムの元で生きるとするならば、より高い次元の何か権威が助けてくれないとするならば、この鉄のゲージの中に未来永劫閉じ込められてしまうわけです。
ですからリアリスト的な理論とリベラルな理論を見れば、 やはりどちらが勝つのかというのはもう当然ですよね。
やはり学会においても そんな話はしたくない。日本でもアメリカでも学会はリベラルな理想主義者で溢れているわけです。
ただ実際はそうではありませんよねと。やはりレアリスト的な世界に我々は住まざるを得ないわけです。
実際にどうなるかといえばリアリズムの方が勝つわけです。ただ我々はありとあらゆる手立てを尽くして、安全保障上の対国の争いが実際に戦争にならないように未然に防ぐということです。
(三橋)
最後の質問です。 国家は製造のための合理的なアクターであるべきというのは、その通りだと思うんですけども、戦略的に合理的に行動できない国があったとしたら、えぇ日本のことなんですけども、その場合はどういう運命になるんでしょうか?
(ミアシャイマー)
もし国が不合理的な行動をするとするならば、高い確率で深刻なトラブルに巻き込まれてしまう。
そうなってしまいがちであります。 非合理な政策を通求するとするならば、不合理な形で世界を見るとするならば、その政策はおそらく悲劇に結びついていくでしょう。
です から国家としては合理的な行動を取るべきであります。戦略的に賢い方法で進めていくべきであります。
ただ重要なポイントは理解しなければならないのは、国家が戦力的に賢い行動を取ったとしても、それでも可能性として確率として彼らが追求している政策が結局は悲劇に結びつくということもありえます。
ということも事実としてありえる。予期できないようなことが起こる。 賢い政策を取っている国家だったとしても合理的な行動を取っていたとしても負けてしまうということはあり得ます。
ただ結局のところ、やはり国家としては合理的な行動を取った方が絶対いいとは言えると思います。これは直感的に常識から見ても当然ですよね。
(三橋)
最後にですね、教授に日本の視聴者に向けて、教授の本を読む意義というのもお話いただきます。
(ミアシャイマー)
もちろん説明をしたいと思います。 2 冊本を書きました。そしてこちらの経営科学出版から出していただきました。
1 つ目はリベラリズムという妄想という本であります。 アメリカがリベラルな外交を92年から2017年まで一局世界に存在していた。
この期間リベラルな外交を進めたとするならば、私が呼ぶところのリベラルヘゲモニーを追求したとするならば、それは馬鹿げた政策だと思うんですが、アメリカや他の国々が多くのトラブルを、だからこそ抱えてしまったその物語をこのリベラリズムという妄想の本の中で語っています。
2冊目 は国家戦略のリアリズムという本であります。 国家が本当に合理的な行動を取るのかどうかという疑問を立てております。
アメリカもそうですけれども、西側の国々は大国というのは不合理な行動を取るんだと馬鹿げた行動を取るんだほとんどの場合と考えがちであります。
ところが私は強調者のセバスチャン ゼマーノと調べようとしたのは本当に国家は不合理な行動をほとんどの場合取るのか 、それとも通常は合理的な行動を取っているのかを研究してみたわけです。
新しい思考 法を見出しました。いわゆる暴性をどう 捉えるのか、どう考えるのかということです。
そしてその論理を私どもが作り出した基本的な枠組に当てはめました。
色々な 事例を探ってみました。歴史的な記録を探ってみると国家は、合理的な行動を取るのかそれとも不合理な行動を通るのか。
我々の出した結論はほとんどの場合国家は合理的に行動をする。
それほど頻繁に不合理な行動を取らない。 だからと言って時には非合理な行動には出るわけです。
もちろんアメリカも含めて。ただ良いニュースとしてはほとんどの場合国家は合理的な行為者であるということです。