自由主義世界は、露宇戦争後、中国の脅威にどう立ち向かうのか?

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先般のホワイトハウスでの、トランプ、ゼレンスキー会談の決裂により、ウクライナの運命は極まった。

先のプーチンとの会談で、すでにトランプはウクライナを切っていたことが想像される。

このことは、民主党バイデンの政策を転換するという大きな意味がある。

アメリカは今後ウクライナに支援しない。ロシアとの関係を修復する、とトランプは舵を切ったのだ。

その理由は中国の封じ込めにある。

その考え方はすでに1017年に決まっていた。

その年大統領になったトランプは、習近平の会談時、習が自信満々で「太平洋には、中国と米国を受け入れる十分な空間がある」との発言に反応した。

トランプは習近平の野望を感じ取ったに違いない。

トランプの中国封じ込め戦略は、次の大統領選でバイデンに敗れたことでご和算になったが、今度の大統領選でトランプが復活し蘇る。

ともあれ、トランプの腹は、ロシア、プーチンとの関係修復、中国の孤立化を急がねばならない。

そのためにはウクライナは切り捨てる。戦争を早く終結せねばならない。

ホワイトハウスでのトランプ、ゼレンスキー会談は、ゼレンスキーが車を降りた瞬間から決まっていた。

「お前、いやにドレスアップしてるじゃねぇか」トランプの強烈な皮肉から始まった。

実は会談の前トランプは、ゼレンスキーに、軍服で来るよう要請し、正式の粛々した雰囲気の中で会談を成功させるともくらんでいた。

それをゼレンスキーは、相変わらずの丸首シャツのフランクな姿で現れたのだ。

こいつ、俺の腹が読めてないな…トランプはそう感じたであろう。

その後の会談は、記者を入れた中で進められた。失敗しても成功してもアメリカに損はないと踏んでいたのだ。

トランプは鉱山開発の契約書にサインしろと言い。ゼレンスキーは更なる軍事支援を要請する。

両者の思いが交錯する。互いが譲らず場が紛糾する。

ゼレンスキーは腕組みをしてトランプをにらみ、トランプは赤鬼になって終始がつかなくなった。

堪りかねて、傍らにいた副大統領のバンスが言葉鋭く言い放った。

「お前はアメリカに感謝の心が足りない!」

この捨てセリフを言われては、最早会談が続くわけがない、話の途中でトランプは終了を告げた。

昼食会もその後のセレモニーも何もかもがご和算になり、ゼレンスキーはホワイトハウスからたたき出された。

記者会見で「どうだ、良い絵が撮れただろう」とトランプは告げた。

多分このような場が世界に流れることもトランプの計算の内にあったのだ。

(俺はウクライナに支援しない、さてどうするEUよ)という感じだ。

そういう意味では、トランプは世界一級の食わせ者かもしれない。

その影響は世界を震撼させるに十分だった。世界が仰天した。

日本も多少困惑したであろうが、相変わらず別世界にいる。

石破は、日本は、アメリカ、ウクライナ双方に加担しない…などと述べたに過ぎない。

ところが、今までウクライナ支援に熱心だった英国は揺れに揺れた。

議会は紛糾!息巻いて「ウクライナに派兵を!」などと口走る議員もいたが、その勢いは次第にしぼんでしまった。

現実を考えると、パトリオットの砲弾さえ作れない欧州に、ウクライナの支援など到底できないことを悟った。

そういう意味では、NATOと言えども砂上の楼閣である。アメリカ無しでは全く機能しないことを物語っている。

ロシアと戦争なんて夢のまた夢なのである。

トランプが今まで、Natoや日本を怒っていたわけがここにある。

双方ともアメリカにおんぶにだっこで、言いたい放題で我が世の春を謳歌していたことになる。

バンスが言った「アメリカに感謝していない」はEUにも日本にも当てはまる。

そりゃそうだ。砲弾一つ作れないで戦争が継続できるわけがない。

だからトランプは、第一次政権時代から自由主義国への防衛費増額を要請してきたのだ。

日本の防衛費大幅増額もそうして決まった。

自国は自国が守れ!が、トランプの暗黙の提言である。

ともあれ、早晩ウクライナは戦争を継続できなくなるであろう。

結局はロシアの軍門に降ることになる。

そしてウクライナは、アメリカ、ロシアの草刈り場になる。

さてその後のことである。トランプのチャイナ包囲網が盤石になり、世界から一帯一路の旗が引いてゆくだろうか?

否、中国も世界第二位の経済と軍事力をもって、たとえロシアとの共同戦線が崩れても依然として強大な力を有する。

だから、世界の覇権争いはこれからが本番だと私には見える。

日本も早く夢から覚め、憲法改正し普通の軍隊を持ち自立しなければならない。

そのうえで改めて、相互関係の安全保障同盟を結べば良い。

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