ミッドゥェイ海戦大敗北の理由

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先の大戦で日本がアメリカに負けたのは、ミッドウェイ海戦の敗北が決定的だったと言われている。

いろいろな文献を見ると、戦力的には有利と見られていた日本海軍が破れた原因はいくつも重なっていたことがわかる。

誤算の一・やめ時を見失った戦争

第一に日本側の作戦目的が曖昧だったことが挙げられる。

この作戦はミッドウェイを抑えて米機動部隊を殲滅しオーストラリアとアメリカの分断を図り、ハワイを占領して米本土西海岸を襲うという大それたものです。

それならなぜ、真珠湾攻撃のときやってしまわなかったのか?というツッコミもできますが…

天の邪鬼的私感を述べれば、やめ時を図れずズルズルと負け戦を引きずってしまった…というところか?

もし当時の政府及び軍部に、確固たるそれがあれば、こういう事態にならなかったのではないか?

真珠湾攻撃の手を緩めず、ハワイ占領、米機動部隊殲滅後に本土攻撃を匂わせてイギリスを仲介に講和に持ち込む。

つまり山本五十六連合艦隊司令長官が論じていた短期決戦しか勝機はなかったと思われる。

誤算の二・希薄な情報収集能力と共有意識の欠如

1942年6月2日、ミッドウェイ島東北海域で発せられたと思われる米空母呼び出し符号を捉え、山本長官は「南雲部隊にも知らせるべきではないか」と要請したが、参謀の黒島亀人は「そんな必要はないでしょう」として情報を送らなかった。

それには「彼らも受信しているでしょう」や「それに無線は封止中です」が絡まっている。ともあれ南雲は敵空母が接近していることを知らなかった。

それどころか南雲はミッドウェイは囮で、真の目的は敵空母を殲滅することであることを理解していなかった。だから策敵機の数も飛ばした回数もアメリカに劣っている。

誤算の三・混乱した指揮命令系統

この件についてはわたしは、山本五十六長官にも責任があると思っている。彼は日本人固有の性癖か?昔風で言えば古武士で口数が足らないのである。

ホントは口を酸っぱくしても言い含めなければならなかった。しかし日本の指揮命令系統は一本ではなく、だいぶ混乱していたようだ。山本長官の意図も伝わらなかったのであろう。

そもそも、ミッドウェイを抑えて米機動部隊を殲滅し、オーストラリアとアメリカの分断を図り、ハワイを占領して米本土西海岸を襲う、という大甘戦略を誰が考えたのか?

ともあれ、低能の南雲はミッドウェイ島攻略にこだわり、敵空母攻撃用に装換されていた魚雷を「陸上攻撃用爆弾に転換せよ」と二次攻撃の命令を下した。

それは「あまりにも危険です!」という部下の進言を無視していたのだから恐れ入る。

もし山本長官の作戦命令が徹底していれば、見せかけで良かったミッドウェイ島への第二次攻撃を意図とした兵装転換などされなかったと思うのです。

その転換中の最中に敵機来襲の情報が入り、今度は慌てて魚雷に付け替えろと命令を下します。

南雲は二重三重のミスを犯しています。

ちなみに魚雷と爆弾の兵装転換にはかなりの時間がかかります。それはおよそ1時間半から2時間を要するといいます。

おまけに足元には外した魚雷や爆弾が所狭しと散乱していて、ここに爆弾が落ちれば修羅場と化します。結果はそのとおりになりました。

その後ミッドゥェイ島攻撃機が帰艦しても着艦できず、次々海に沈んでしまったたことは言うまでもありません。

算の四・無能な南雲中将と未熟な情報収集能力

南雲中将は作戦の真意をまったく理解しておらず、二兎を追ってにっちもさっちも行かなくなってしまったのです。

また米軍は日本の暗号を、切れ切れですが40%ほども解読していたといいます。暗号解読に費やした人數も日本とアメリカでは桁が違うようです。

日本がセキュリティ意識が非常に低いのは今も昔も変わりません。日本側の情報はダダ漏れです。

面白い逸話があります。

日本はミッドゥェイを「AF」と暗号で通信していましたが、これに当たりをつけたアメリカは「ミッドウェイには真水が不足している」と引掛け通信を流します。

その直後、間抜けなことに日本は「AF」には水が必要だ、という自軍へのメッセージを流したといいますからまるで小学生レベルではありませんか!

そのためミッドウェイが疑惑ではなく確信にかわり、アメリカは集中して着々とその準備を進めていました。

この情報収集能力、セキュリティの甘さが、後に前線視察のためラバウル基地を飛び立った山本五十六連合艦隊司令長官の乗った飛行機撃墜にまで至るのですから、何をや言わんかですね。

余談ですが、今、南雲中将の写真を拝見すると、彼には申し訳ないですが、人相が将の器ではないと感じてしまうのは私だけでしょうか?

毎年8月のこの時期、この戦争についてのテレビ番組が流れます。

それをみて戦争を知らないコメンテーターどもが勝手なことを言い合っています。「人は後で知るもの」は真理です。

言いたいことを云う誰もが、もし当時の渦中にいたなら、正しい判断が下せたでしょうか?

言うは易く行うは難しもまた真理です。

大事を為すにはあらゆる想定をして、準備されたものだけに女神は微笑むのでしょう。日本人の精神論は素晴らしいですが、最後は「神風」などというあやふやなものに縋りつく。科学絶対主義一辺倒は愚かですが、化学を否定しては戦争には勝てません。

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