花粉症と獣害と死んだ海の原因

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このところのウォーキング、やたら目がかゆい。

私は強度の花粉症だから、一月中頃から予防薬を服用しているがそれでも目に染みる。

もし予防薬を服用していなかったら、涙と水っぱなで、一日でティッシュの箱が空になるだろう。

飲んでてよかった…

花粉は桜が咲くころが一番強烈で、5月の連休が終わる頃まで続くのが私の場合。

気象庁の花粉飛散予測は以下の通り

2023年 春の花粉飛散予測(第4報)

九州、中国、関東などでスギ花粉の飛散開始! いよいよ花粉シーズンへ~

2023年02月21日発表

  • 九州全域、中国・四国・近畿・東海・関東・東北南部までの一部地域で飛散開始
  • 九州地方では、非常に多く飛散している地点があり、ピーク入り間近
  • 一か月予報によると、気温が高い日が続くため、飛散地域が急速に拡大か

今の花粉は杉が犯人だが、戦後の即製植林で杉ばっかし植えたせいだ。

それにしても、なぜスギやヒノキ、とりわけスギが日本全国で植林されたのか?

背景には、日中戦争や太平洋戦争などによって、大量の木材が軍需物資として消えたという事情がある。

加えて、主要都市が戦争による木造住宅の損失被害を受けて、莫大な量の木材需要が発生。

日本の山林からは、大量の木材が伐採された。

こうした木材不足を補う目的で始められたのが、国を挙げての造林だった。

1950(昭和25)年に制定された「造林臨時措置法」を契機に、一気に植林が進められた。

長期間借りられる融資制度などもできて、山林経営者は政府に後押しされる形でスギやヒノキの植林事業に精を出した。

針葉樹ばかりになって広葉樹の植林が進まなかったのは、昭和30年代から40年代に急速に普及していく石炭や石油などの化石燃料の普及と深い関係がある。

広葉樹は山を豊かにする貴重な資源なのだが、安価な石炭や石油が入ってきて植林しても採算が合わなかったのかもしれない。

だがせっかく育った杉やヒノキも、海外産の材木に押され殆ど利用されていない。

お陰で日本中の山が荒れ放題である。

また、植樹された杉は挿し木苗で、どんどん即製で作られたため、いま山にある杉やヒノキのほとんどは挿し木苗のものだ。

挿し木苗は植樹の季節を選ばないので、作業効率と苗の育成が容易であった。

しかしこのことが今になって大きな波紋を呼んでいる。

挿し木苗

実生苗と違って挿し木苗は根が深く張らないため、容易に土砂崩れが起きる

実生苗と違って挿し木苗は主根がないため、脇根だけで成長する。

したがって根張りが非常に浅く、斜面に食いつきが悪い。なので少しの雨で土砂崩れを引き起こす。

また杉ばかり植えたせいで、山にクマやシカの食べ物がなくなり彼らが里へ下りてきて獣害に及んでいる。

実がたくさん生る、広葉樹、ブナ、栗、ミズナラ、コナラ、クヌギ、カシワ、ウバメガシなどの広葉樹も植えればよかった。

杉ばかりでは広葉樹が作る栄養素が海に注がない。よって海が痩せて魚が育たない。海は山が育むのである。

花粉症と獣害と死んだ海、すべては拝金主義が生んだ結果なのである。

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