10年ほど前からEM農法を手がけ成功したと聴いていた隣市のOさんと久方ぶりに会った。
「EMで作った米は旨いって聴くがね」と食いしん坊のワタシが聞くと
「他の米は食ったことはないからわかんね」とあっさり。
至極当然な応えをされた。
「それにウチはずっと玄米だに、雑穀を混ぜて食ってる。
ここ十数年白米など食ったことがない」と高らかに笑った。
健康的な笑いである。
髪は大分白くなったがふさふさして、赤銅色の肌がつやつやと輝きシワもない。
第一声に張りがある。
ところで、EM米は無農薬、無化学肥料で直売できるヒット作で、米としたらかなりよいのだそうな。
「通常米の数倍で取引される」いまだEM農法をやりきれていないNさんが横やりを入れた。
ところが、この羨望の的のOさん
「去年から小学校の用務員の仕事が入って忙しくなったから少し減らした」と笑った。
「数倍で売れても、用務員の給料の方が割が良い」
「中企業の部長級なら1週間で稼ぐ金だからな」
どうやら、我が国の農業の未来は限りなくお寒いようですね。
その証拠に、このお二人どちらも、いまだ後継者に恵まれていないのです。