このところ在所の山の畑には何も植わっていない。
植えたって、日本シカの餌になるだけである。
家の真ん前の畑には狸が出る。
夕方、軒下の犬走りを狸の親子が一列になって通り過ぎる。
ワタシの子どもの頃には見られなかった光景であるが
「食い頃になったら、美味いところだけ持っていきやがる!」と兄は憤る。
兄が丹精込めたトウモロコシをである、
それでもまだ在所では、イノシシや猿は出ないので幾らか救われる。
しかしこの安穏も何時まで続くか?
近隣の村では、イノシシの被害が伝わってくる。
きょうび日本津々浦々、
本来は人間と棲み分けてきた獣たちが、里に下りてくるのは日常茶飯事。
これはすべからく、山に食い物が少ないからである。
人間の都合で杉ばかり植えられ、ドングリが生るブナや楢やクヌギは切られた。
その杉山も荒れ放題で下草も生えぬありさま。
そう言う意味では、やりたい放題やって山を殺してしまった人間へのしっぺ返しと云えなくもない。
今日北陸地方ではクマ騒動で大変なことになっている。
ニュースでは、今年の猛暑でドングリが生らなかったというが、
あの辺りの山も、ワタシの在所のように杉だらけかも知れないな。
クマだって、山に食い物がなくてきっとクマってしまったんだろね?
山を利用してるのは、人間だけじゃなっていう事ですね
因果応報、杉(過ぎ)たるは及ばざるがごとし
この夏の猛暑で、来年の記録的な杉花粉に怯えている
強度の花粉症のワタシ。わたしも困っている。