整体をやっているIさんが、
「最近、整体の途中で、あっ!水戸黄門が始まる、また来る!」慌てて帰る患者さんがいる」と笑った。
それを聞いて、27年前に亡くなったオヤジを思い出した。
オヤジのTVの贔屓は一に黄門だった。
印籠が出てくると目を細めて拍手喝采!
一件落着で、黄門様の高笑いに合わせて笑った。
それを見てたオイラは、こんなもののどこが面白いのか?不思議な気がした。
もったいぶらずに、最初から印籠を出したらどうだ?と密かに思ったりした。
それが・・・
Iさんの話をきいて、早速黄門様を見た。
東野栄二郎のリバイバルである。
いい!実に良い!若い頃の先入観が吹っ飛んだ。
あまり面白いから重ねて見るようになり癖になった。
何よりも絶対に負けない正義の勝利者の高笑いが爽快である。
少し暴れて、何時でるか何時でるか?
待ち望んだ印籠をかざし「ひかえおろう!」がとどめである。
オイラだったら、破れかぶれになるところであるが、
ここの悪人どもは実にマナーがよろしい。決まってハハァ~ッ!と這いつくばる。
否!これこそが、昔は理解できなかった印籠の神通力なのである。
何度も観る内に、オイラに異変が起きた。
印籠がでるとゾクッと来るようになった。
これはもはや黄門中毒か!?
こうしてワタシは、死んだオヤジの心境をことごとく理解した次第である。
追記
そこへ行くと暴れん坊将軍は実に品がないですねえ。
悪人は将軍に手向かい、将軍も刀を抜いてしまう。
此処では葵のご紋は屁である。
だから暴れん坊を見ても一向にゾクッとこないよね。