中東有事を見ている習近平の野望

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絶え間なく繰り広げる紛争

2022年2月24日、ロシア軍がウクライナ侵攻。
そして、2023年10月、イスラエル軍はガザ地区に大規模な軍事作戦を開始した。
さらに、2026年2月28日、イスラエルとアメリカは、イランを攻撃。
それらの三つの武力行使は今も継続中である。

しかし近年このような紛争(戦争)が頻発する理由はいったいなんだろうか?

一言で言ってしまえば、既存の国際秩序の崩壊と圧倒的大国の空白が要因だろう。

突っ込んで言えば、以下の3つの要因に集約される。

1. 「世界の警察官」の不在

かつてのアメリカ、ソ連のような、圧倒的な軍事力と経済力で紛争を抑え込む「唯一の超大国」が影響力を失ってしまった。

ソ連は今は消滅し、残ったアメリカは内向きになり、国際的な介入を避けるようになったことで、各地で「今なら武力で現状を変えられる」と考える勢力が台頭してきた。

2. 国連の機能不全

本来、紛争を止めるべき国連安全保障理事会が、常任理事国(米・露・中)同士の対立により、実質的にストップしている。

さらにいえば、拒否権の発動によって制裁や停戦決議が通らないため、国際法を無視した武力行使が「やったもん勝ち」の状態になっている。

3. 「多極化」による地域覇権争い

世界が「米・欧」対「中・露・グローバルサウス」といった複数の極に分かれたことで、各地の地域大国(イラン、イスラエルなど)が自国の安全保障や影響力拡大のために、より大胆に動くようになった。

これにより、一箇所の火種が周辺国や支持する大国を巻き込み、複雑に絡み合うようになっている。

台湾有事

ルールを守らせる力(権威)が失われれば「ではわしも一丁やったろうじゃないか!」
とうずうずする者が出ることも容易に想像される。

もっとも可能性があり危惧されているのは中国共産党であり習近平である。
云うまでもなく、中国の根本思想は中華思想だ。

中華思想とは、古代中国から続く「中国が世界の中心であり、最も優れた文明を持つ」とする自己中世界観のことだ。

それは今でも連綿と続いていて、彼らのスローガン「中華民族の偉大な復興」というフレーズに注ぎ込まれている。

1. 習近平氏の「焦り」と「健康状態」

習近平主席は現在72歳、もう後がない状態だ。健康不安説も2024年あたりからささやかれている。表情を見てもなにかぼーっとしている、と感じるのは私だけだろうか?

独裁体制を固めた指導者が直面するのは、常に「自分の代で必ずや歴史的偉業(台湾統一)を成し遂げたい」という誘惑と焦りだ。

だから何としても息のあるうちに「大望を成し遂げたい」と思っても不思議はない。

そして目の上のたん瘤である米国が、中東にクギ付けになっている今こそ、その絶好のチャンス到来ではないか!?と考える可能性は大いにある。

2. 2026年〜2027年が「危うい」とされる理由

軍事・外交の専門家の間では、この数年が特に台湾有事のリスクが高いとする説が有力だ。

中国軍建軍100周年にあたる2027年までに、台湾進攻に必要な能力を整えるよう習氏が指示したという見方は根強くある。

米国が中東でのホルムズ海峡封鎖やイスラエル支援に兵力を割かれている状況は、中国にとって「絶好のチャンス」に見える。

台湾の頼清徳総統が「台湾の独立性」を強調し続ける中、中国側が「対話による統一は不可能」と最終判断を下す臨界点が近づいている。

有事が遠のく可能性は?

ただし台湾進攻にブレーキがかかる諸事情もある。

中国は今すぐには動けない(あるいは動けば共産党が崩壊する)かも知れないという不安だ。

それは第一に、経済の崩壊リスクが大きい。 中国国内は不動産不況と失業者増で「火の車」だ。

戦争を始めれば、西側諸国からロシア以上の経済制裁を受け、その結果中国経済は頓死する。

国内の不満を逸らすための戦争が、逆に体制崩壊を招く恐れを習氏は最も恐れている。

そして第二に、解放軍トップ7のうち既に5人が粛清されて失脚するなど、中国軍内部の混乱が露呈している。

このような状態で台湾進攻をやっても「勝てるのか?」という不信感が、習氏にブレーキをかけさせているという見方もある。

軍をこのような体たらくにしたのは、習近平自身であることが滑稽と言えば滑稽ではある。が、日本、台湾にとっては幸いである。

と言っても、近平耄碌爺が血迷って、台湾侵攻を決断する危険性はゼロではない。

かつて耄碌した豊臣秀吉のように思考能力が飛んでいる場合だ。

近平の思考能力が正常なら正常で疎ましいし、かといって異常なら異常でさらに厄介だ。

それらを踏まえて

日本は台湾有事に対し、それ相応の備えが必須だが何か対策を講じているだろうか?

そのあたりは今国会を見てると少々心配ではある。

 

今日の一句

波高し台湾海峡ねぎ坊主

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